看護部ブログ
腰椎疾患についての勉強会
2016年6月15日
腰椎圧迫骨折に対する手術療法(BKP)って?
圧迫骨折は、高齢者に多い疾患ですが、2010年頃より日本でも手術的治療が
行われる様になってきました。
それが、椎体形成術(BKP)です。
BKPのBはballoon(バルーン=風船)の略で、骨折して変形のある椎体に背部から
細い管を挿入し、バルーンを膨らませることで骨を持ち上げてそこに骨セメントを
入れる手術です。
患者さんは、麻酔から覚めると痛みがなくなっており、次の日から歩く事ができる
んです。
当院では、今年から行っています。
今年から当院の常勤医となられた塩野ドクターに、勉強会をお願いしました。
とても分かり易く教えて下さいました。
実は、私の義母が、昨年椅子から落ちて腰椎の圧迫骨折をし、七転八倒痛がって
いたのですが、この手術を行っている病院を探し、手術していただいたら、
嘘のように痛みがなくなったと喜んで電話してきました。
素晴らしい治療方法を考えたものですねー。
ちなみに、日本では、2011年から保険適応になっていますので盛んにおこなわれるようになっていますが、アメリカで開発されて欧米では1990年頃からおこなわれていたようです。